こんにちは!熊野です。
前半ではGoogleのブランド価値や日本で成功しているブランディングの例などを紹介させて頂きました。
後半ではもう少し「ブランド」というものに踏み込んだまとめを書いて行きたいと思います。
*詳しくは石坂さんご本人が記事を書かれてらっしゃるので、そちらをご覧頂ければと思います。
【0から学ぶ『ブランド価値と投資額』【大阪登壇内容抜粋】】
https://note.mu/masaya_ishizaka/n/n2ca51d17d4fd
https://note.mu/masaya_ishizaka/n/n4edd9df9a76e
https://note.mu/masaya_ishizaka/n/n326f4747615b
目次
このブログを読まれている方は、「ブランド」というものについてどのようなイメージを持たれているでしょうか?
私個人のイメージでは何らかの対象物(ex. 企業・プロダクト)の価値を高めるものと解釈していましたが、石坂さんはこう仰っしゃいました。
“多様性のある人達がチームで働く”
このワードがとても心に響きました。
「ブランド」と聞くと対外的な意味合いをイメージしていたので、この言葉はすごく深い意味があるなと感じました。
多様性のある人々が、チームとしてどのように機能していくか、またそれをどうやってデザインしていくのかが、真に大切なブランディングなのかなと感じた次第です。
AirBnB、WeWork、Uberなど成功しているサービスは「世の中にどう見られているか」よりも「自分たちが何をしたいのか」を人々に伝え、
成功している傾向があると石坂さんはお話されていた事が個人的には目から鱗でした。
いわゆる日本的なサービスはコンテンツを置き去りにして、「誰に発信するか、いかにマネタイズできるか」を主軸に置かれたサービスが多い中
「自分たちが何をしたいのか」をはっきりさせてから、ユーザーに共有することはとても大切な事だと感じた次第です。
なかなか、クライアントワークでは難しい部分かもしれませんが、
自社サービスを作る時は自分たちが何をしたいのかまずはっきりさせてから発信していかないといけないのではないでしょうか?
小さなスタートアップが始めるべきブランディング手法として、
以下の取り組みを行うと良いかもとお話されていました。
これらの改善ならすぐにでも始めれそうですよね!
大切なのはいきなり大きなところからは攻めず、小さいところにクリエイティブを光らせ、
コツコツと育てていく事で潜在的な顧客を獲得できるのではないでしょうか?
ここからは個人的な興味になるんですが、日系スタートアップでブランディングに力を入れている企業を調べてみました。
MA(マーケティング・オートメーション)ツール、マーケロボを提供しているMarketing-Robotics社。
シンプルで使いやすいUIでユーザーの心を掴み、2019年に総額5.4億円の資金を調達しています。
参考 :マーケロボ
「5秒でつながるオンラインルーム」をコンセプトに営業向けオンライン商談システムを開発されているballFace社。その使い勝手の良さから、大手企業をはじめに多くの企業に導入されています。
参考 :bellFace
最近2億円の投資を受けたニュースで話題になった、RICHKAという動画メディアサービスを作ってる企業です。
サービス自体のクオリティもさることながら、企業サイトも流行りを取り入れたデザインで安心感があり、
しっかり作り込まれているというイメージです。
参考 : RICHKA
こちらは、LIPSという女性向けコスメメディアを運営している会社です。
LIPSを立ち上げた当初はアプリの使いやすさやターゲットニーズを汲み取ったブランディングで、
若い女性を中心としたユーザーを勝ち取っていった印象です。
2018年にグリー株式会医者等から総額10億円の資金を調達しています。
参考 : LIPS
飲食店専門の鮮魚仕入れサービス「魚ポチ」や魚のセレクトショップ「sakana bacca」を運営されています。
「世界の食をもっと楽しく。」というキャッチーなコピーもさることながら、
自社で実店舗を持つ事はユーザーの声をすばやくブランディング施策に取り入れられるといったメリットがあるのではないでしょうか?
参考 : sakana bacca
いかがでしたか?
今回のセミナーを通じて本当の意味のブランディングとは何かをしっかり学習する事ができたと感じます。
また、日系企業のブランディング動向を探るきっかけになってよかったです。
吸収した事をクライアントワークや自社のブランディングにしっかり役立てて行きたいと思います!